Business Growth Letter刊行によせて
初めましての方もそうでない方も、こんにちは!山口です。
このニュースレターでは、企業のマーケティングや事業グロース戦略等について分析していきます。時折、ゲストを招いた対談記事なども配信していけたらと考えています。
ビジネス成長の”最強の武器”になるニュースレターを目指して配信していきますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いします。
有料・無料問わず不定期で(だいたい週1回)配信していく想定です。まずは無料購読をして、味見してください。
✓ レターのテーマ
・マーケティング
・事業戦略
・企業/事業分析
・汎用的なビジネスノウハウ
・キャリア論
自己紹介
まずは簡単な自己紹介から。略歴はこんな感じです。基本的には、起業家として活動しながらも「マーケティングや事業開発」が自分のキャリアの軸となっております。
経歴
山梨県出身、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。PR会社「株式会社ベクトル」にてPRコンサルタントとして従事したのち、「株式会社Branding Engineer(現 株式会社TWOSTONE&Sons)」へ参画、各種人材・DX関連の事業立ち上げや事業部長・経営企画を歴任し独立。上場企業から地方の中堅・中小企業までありとあらゆる業種・規模感の新規事業開発/マーケティング/ブランディング/PR支援等を実施。その後「Start-X合同会社」を設立。マーケティングや事業開発、クリエイティブ制作等の支援事業と共同・自社事業を複数展開。現在は、株式会社グッドパッチへ参画。社長室で各種事業開発に従事しています。複数企業の顧問・アドバイザーも兼務。
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なんでニュースレターを始めるの?
読者層はこんな想定をしているのですが...
読者層
主に、企業のマーケティング/広報関連部門の方々を中心で想定。
次いで、経営者/経営企画/事業開発部門、そのほか新規事業支援を行うコンサルの方にもご購読いただきたいと思っています。
普段お仕事で様々な方とお話ししている中で、「ビジネスグロース」の知見が不足している!という気づきがあったので、本ニュースレター発信のきっかけです。
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新規事業開発
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マーケティング
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経営・企業変革
といった自分の強みである情報を発信することで、皆様のビジネスグロースに少しでも貢献できると思いました。(新規事業開発やマーケティングを通じたグロースの知見獲得も大変ですし、外注に頼っている企業さんもいまだに多いですからね、少しでも組織力やマーケ力の強化に役立つと嬉しいです)企業のマーケティングや事業グロース戦略等について分析を通じて、少しでも皆様の事業成長に貢献できるようにできればと考えております。
基礎となる新規事業とマーケティングの考え方について
初回となる今回は、少々雑感にはなりますが「新規事業」と「マーケティング」の視点について自分なりの整理をまとめてみようと思います。
①新規事業のアプローチに関して
自分のアプローチの参考にしているのは、「ビジネスデザイン」の観点となっております。
ビジネスデザインの概念とは
ビジネスデザインの概念に関して、改めて整理させていただきますと下記のような概念かと思います。
まず、よく誤解されている話ではあるのですがビジネスデザインにおける「デザイン」は、単なる「意匠的な観点でのデザイン」ではありません。
企業が新規事業の開拓や利益拡大を目指して、根本の「設計」の段階から事業全体をデザインしていくもので、より戦略的な意味合いがあるかと考えています。
よく3つの領域サークルをつなぐ役割としてビジネスデザイン自体は説明しているのですが、
(参考:So You Want to Be a Business Designer? | Medium) 。
Desirability (Human)
Feasibility (Technology)
Viability (Business)

ビジネスデザインは、新しいアイデアを生み出すだけというより、上記の3つのサークルで表現されているようなHuman(およびMarket)とTechnology、Business(Design観点含む)の3つ既存の価値を組み替えることでイノベーションを起こし、そこから新しい価値を生み出すことを目指していくことかと考えています。
そういった意味で、新規事業開発も実行すれば既存の事業を変革したり大きく10x以上にグロースする上で重要な役割を担えるポジションとも言えるかと考えています。
ビジネスデザインで有名な会社としてはIDEOがありますが、IDEO風にビジネスデザインを定義するのであれば、デザイン思考の手法を活用し、ビジネスモデルの調査・検証・プロトタイプ化を行うことがビジネスデザインのプロセスかと思います。
いうならば、ビジネスデザイナーは人間中心設計を適用し、人間のニーズと収益性の高いビジネスモデルを一致させ、企業はデザイン思考の3つの考え方を応用することで、ビジネスアイデアを検証し、USPを見出すことにつなげていくプロセスを踏んでいく中心にいるようなポジションのことをさすでしょう。
また、下記3つの視点はビジネスデザインのプロセスの中でも重要なポイントかと考えていますので参考までに記載させていただきます。
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望ましさ:消費者の痛点を調査し、ビジネスチャンスを見つける。人々が欲しがっている新しい製品やサービスを特定する。「USPは何であり、何が競争優位になるのか」を考える。
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実行可能性:収益モデルの開発とテスト、顧客の支払い意思額、事業が利益を生み出せるかどうかの判断。投資家はいつROIを期待できるのか?そのビジネスモデルが社会や環境に与える影響を考える。
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実現可能性:創業者が新しいビジネスを始めるために必要な資本と資源は何か?事業の立ち上げにはどれくらいの時間がかかるか。創業者のスキルを活用し、人材採用を最小限に抑える。
ビジネスデザイン思考自体は、資本とリソースを投入する前にアイデアをテストすることで、勝率を上げリスクを低減することを目的としています。
そういった意味で捉えるとビジネスデザインを導入しているのは大手の企業だけにも思えますがシード期からスタートするスタートアップや中小企業でも実践は可能と考えています。
ビジネスデザインは、事業自体を立ち上げたりピポットも含みながらグロースさせることを目指していきますが、言い換えると素材を生かして美味しくする料理のようなものですので、「その企業の強みをうまく抽出して、今の世界に合うように変えていく」いとなみとも言えます。
また、昨今ではDXやらデザイン思考・アートシンキング等たくさんのビジネスやテクノロジー・デザインに関するバズワードが生まれていますが...
多くの企業が、技術革新や社会経済システムの変化など様々な環境変化に直面しており、経営や組織および事業全体を設計段階から検証・改善していくことが求められており、ビジネスデザインにも引き続き注目が集まってくるかと考えております。
②マーケティングのアプローチに関して
マーケティングの概念としては、様々な方が定義や概念を述べられているかと思いますが、Wikipediaから引用させていただくと
企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す
といった形となります。大雑把に整理してしまうと「マーケティングとは経営や事業の課題解決である」と定義できるのではとも私見では考えております。
「誰に(WHO)、何を(WHAT)、どうやって提供するか(HOW)」というマーケティングの基本を紐解くと、「顧客(WHO)が求めるであろうモノやサービス(WHAT)で、顧客の持つ不満や不足をどう解決(HOW)するのか」ということであり、結局のところ課題解決するための戦略や手法を考えて実行することになると思います。
資本主義市場のなかで経済活動を行うビジネスをおこなっている以上、企業として重要なことは売上ひいては利益を追求することですから、売れるためにはどうするのかというセールス視点と、そのモノやサービスがもつ価値で顧客の課題をどう解決するのかというマーケティング視点の両方で考えて実行することが重要であると思います。
一口にマーケティングと言っても手法は広がっており、近年では接点の広がりもあいまって非常に広い世界となっておりますので、皆さん一人ひとりにマーケティングの定義があると思います。だから私の考える定義と異なっていても全く問題ないと思っているですが「マーケティングとは経営や事業の課題解決である」という前提のうえで、考えていくことが大切だと思います。
普段の考え方のステップで言うとこんな感じ

一部の天才は発想力やクリエイティブ力で突破しますが...自分のような凡人はこのようなマーケ思考で戦略と戦術を突破するのが向いていると考えています。
STEP①:Research:徹底的な企業や事業、競合・ベンチマーク先のリサーチ
STEP②:STP:便益と独自性の設計
STEP③:Marketing Mix:KGI/KPIや投資対効果のシミュレーション
STEP④:Implementation:実行計画への落とし込み(タスク化)
STEP⑤:Control:目標達成度の確認と効果検証
この中でもSTEP①・②が戦略フェーズにあたり、9割はここで勝負が決まると言っても過言ではありません。
徹底的なリサーチはマスト。わかりやすくSNS運用におけるXで言えば、競合アカウントを徹底的に分析してKW軸やコンテンツフォーマットを分析したりするし、YouTubeで言えば軸となるKWをツールで抽出して各KW単位で上位30動画を分析するといった具合です。
誰しも・どんな事業にも勝ち筋はある。戦略に命をかけていきましょう。細かな個別のマーケティング分析に関しては、今後随時解説していきます。
今日のあるテーマを募集しております!
企業のマーケティングや事業グロース戦略等について分析をしていく想定でおりますが...
・こんな企業を分析してほしい!
・このケースの場合には、どのような事業戦略やマーケティングを考える?
などありましたら、気軽にコメント頂けましたら嬉しいです。随時企画に反映させていただきます。
最後に
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
今回は、ニュースレターの概要や「新規事業」「マーケティング」における雑感となっておりますが、今後は企業や事業などの分析なども通じてお役立ち情報を発信していきます。
時間の許す限り、週1で頑張って配信していきたいと思っておりますので応援のほどよろしくお願いします。
ではでは。
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