「その数字の前提は?」——この一言が言えるだけで、10年後の差になる

――『設計と編集』シリーズ第2作『意思決定は、すべて設計と編集である。』を、無料で公開しました。
山口偉大 2026.09.03
誰でも

こんにちは!山口です。

今日は、いつものニュースレターとは少し趣向を変えて、大切なご報告をさせてください。

『設計と編集』シリーズの第2作、『意思決定は、すべて設計と編集である。』 のPDF版を、本日より無料で公開しました。

第1作『事業の成長は、すべて設計と編集である。』が、事業とマーケティングの全体を「仕組み」として設計する話でした。第2作は、その地図の上での「決め方」だけを、一冊かけて深掘りしています。

このニュースレターを読んでくださっているあなたには、真っ先に、そして直接、お届けしたいと思いました。

(メールアドレスのご登録のみで、2作のPDFを、それぞれ別ファイルですぐにお届けします)

📕 第2作を無料で受け取る

***

その会議室で、1億円を動かしているものの正体

少し、想像してみてください。

ある会議室のスクリーンに、1億円の新規投資の計画が映っています。市場規模、競合比較、3年後の売上計画。数字は、きれいに右肩上がりに並んでいます。

一人の役員が聞きます。「この売上計画の根拠は?」

事業責任者が答えます。「市場の成長率と、当社のシェア想定から算出しています」

でも、そのシェア想定の根拠は、誰も聞きません。聞いても、答えがないことを、全員が知っているからです。

そして最後に、一番声の大きい役員が言います。「まあ、やってみないと分からんだろう。俺の感覚では、いける」

決まります。1億円が、動きます。

——僕は、この光景を、何度も見てきました。

会社の規模は、関係ありません。年商数億円でも、数百億円でも、意思決定の最後の瞬間に置かれているものは、驚くほど似ています。一番声の大きい人の、勘。一番役職の高い人の、経験。一番最近読んだ記事の、受け売り。

分厚い分析レポートも、高価なダッシュボードも、その会議室にはあったかもしれません。でも、最後に1億円を動かしたのは、それらではありませんでした。

第2作は、この問題に、一つの答えを示す本です。

予測を、当てるゲームにしない。当てることを諦めた先にしか、使える予測は存在しない。勘を追放するのではなく、勘に、正しい持ち場を与える。意思決定を、確率の構造として設計し直す。

これが、生成AI時代の判断の、もう一つの土台です。

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本書が渡す「4つのレンズ」

本書の中核は、意思決定を支える4つのレンズです。僕が支援先の経営会議で、実際に回している問いの構造、そのものです。

① 市場構造

── その市場は、どんな確率の構造をしているのか。どこに張るかを、盤面から見る。

② 顧客資産

── その顧客は、将来いくらを生むのか。売上ではなく、未来価値を見る。

③ 効果検証

── その施策は、本当に増やしたのか。やった世界と、やらなかった世界を比べる。

④ 記憶と価格

── そのブランドは、想起されるのか。いくらまでなら払われるのか。想起と価格受容を、土台から診る。

この4枚のレンズを通せば、判断の前提が、はじめて言葉になります。

そして、ここが最も大事なところですが——最後の一手、つまり「決めること」は、人が握ったままにします。

分析し設計するのはAI。決めて編集するのは、人。これが、本書の設計思想です。

これは、このニュースレターで繰り返しお伝えしてきた「素材を編集して、場と意思決定を作る」という哲学の、意思決定という一点における、実践そのものです。

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なぜ、また無料で配るのか

第1作のときも、同じことを聞かれました。「なぜ、売らないのか」と。答えは、変わっていません。

判断の前提を、隠さない。 それが、本書のたった一つの主張です。だから本書自体も、その中身を隠さず、無料で世の中に開示します。書いてあることと、やっていることを、同じにしたい。ただ、それだけです。

そして、もう一つ。本書には、数理の厳密さは、一行も書きませんでした。数式も、統計ソフトの操作画面も、Excelの関数も、出てきません。本書が扱うのは、その手前にある「考え方の構造」だけです。

その代わり、本書で語る構造を、あなたの会社のデータで実際に動かすためのオープンソース「Forecast Manifesto」も、無料で公開しています。読んだその日に、動かせる。そういう作りにしました。

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こんな方に、届けたい本です

  • AI投資を重ねても、最後は結局「勘」で決まっている——その手触りに、気づき始めた経営者の方

  • 「その数字の前提は?」と、会議室で問える言葉を探している、経営企画・マーケティング・事業の責任者の方

  • 判断の仕組みを、自分が抜けても回る「組織の資産」にしたい方

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一方で、正直に言うと、3種類の方には、読んでほしくありません…

  • 予測を100%当てる魔法を探している方(本書は「予測は当たらない」という前提から始まります)

  • 数式やツールの操作解説を求めている方(数式は、一行も出てきません)

  • 自分の勘を、一切疑うつもりがない方

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最後の点について、一つだけ。あなたの勘がこれまで会社を伸ばしてきたのなら、それは紛れもない事実です。ただ、その勘が「なぜ当たってきたのか」を説明できないなら、その判断力は、あなたの退任や異動と同時に、会社から失われます。

本書は、その「説明できない判断力」を、組織に受け継げる「構造」に変えるための本です。

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読み終えたあとに、変わること

本書を読み終えたとき、あなたは経営会議で、こう言えるようになっています。

「その数字は、どの前提から出てきたものですか」

たった一言です。でも、この一言が言えるかどうかで、経営者も、経営企画も、マーケティングやブランドの責任者も、10年後、埋められない差の、どちら側かに立つことになります。

予測を、当てるゲームにしない。すべては、設計と編集。

この一行に、本書のすべてが入っています。

📕 『意思決定は、すべて設計と編集である。』を無料で受け取る

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本を「読む」だけで終わらせないために

ここからは、本を読んでくださった方へ、もう一歩踏み込んだご案内です。

本書を読むと、「4つのレンズ」の考え方はわかります。でも、多くの方が、次にこう思うはずです。

「考え方はわかった。で、うちの会社は、実際どうなんだ?

市場構造は、顧客資産は、効果検証は、記憶と価格は——自社の現在地は、どうなっているのか。それを知らなければ、レンズは、ただの知識で終わってしまいます。

そこで、本書の「4つのレンズ」を、そのままあなたの会社で診断できる仕組みを用意しています。僕が開発している Marketing-OS の、無料診断です。

Marketing-OSは、サイト・CRM・SFA・広告・SNSを横断して観測(read-only)し、診断し、判断を蓄積する、「マーケティングの意思決定を構造化するAI CMO搭載SaaS」です。ここでも思想は同じで、自動投稿・自動入札はしません。決めて編集するのは、人です。観測して、構造を映し出すところまでをAIが担い、意思決定は人に残す。本書の設計思想と、完全に地続きです。

本書の4つのレンズは、それぞれ無料診断に対応しています。

  • 市場構造 を知りたい → 需要予測構造診断

  • 顧客資産 を知りたい → 顧客資産(CLV)診断

  • 効果検証 を知りたい → 意思決定の総点検

  • 記憶と価格 を知りたい → ブランド資産診断

いずれも無料で、その場でA〜Eランクと、改善の観点が出ます。本を読んだ勢いのまま、自社の現在地を、数字で確かめてみてください。「考え方」が「自社の現実」に変わる瞬間は、けっこう、面白いものです。

🔍 本書の4つのレンズで、自社を無料診断する(15診断)

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そして、もし——

「診断結果を見て、もっと具体的に相談したい」 「4つのレンズを、自社の経営会議に、どう実装すればいいか知りたい」 「Marketing-OSが、自社でどう機能するのか、実際に見てみたい」

そう思われたら、無料デモや資料請求も、遠慮なくお使いください。売り込みは一切しません。本書の考え方を、あなたの会社でどう動かせるか、一緒に具体化するための時間です。

📄 無料デモ・資料請求はこちら

もちろん、まず僕と直接話してみたい、という方は、いつもの無料相談の枠もあります。

「こんなこと相談していいのかな」というレベルで、まったく問題ありません。

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最後に

第1作から第2作へ。「設計と編集」という一つの思想を、事業全体から、意思決定という一点へと、掘り下げてきました。

貫いているのは、ずっと同じ考えです。素材を編集して、場と意思決定を作る。 分析し設計するのはAI、決めて編集するのは人。この時代に、判断を組織の資産に変えるための、一貫した思想です。

このニュースレターを読んでくださっているあなたは、僕にとって、その思想を最初に届けたい、いちばん近い距離にいる方々です。だからこそ、第2作の公開を、真っ先にお知らせしたいと思いました。

本書が、あなたの次の意思決定の、静かな土台になれば——これほど嬉しいことはありません。

まずは、受け取ってください。そして、読んだその日に、自社で試してみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

ではでは。

— 山口偉大 / Yamaguchi Takehiro

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山口偉大からのお知らせ

🚀 Marketing-OS(提供中)

本書の「4つのレンズ」を、自社のデータで診断・構造化するAI CMO搭載SaaS。観測はread-only、決めるのは人。まずは無料の15診断から。

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💼 エグゼクティブ顧問(年間5社限定)

「4つのレンズ」を、経営会議の意思決定に実装する伴走支援。少数深掘りの方針で、本当に必要とされる仕事に応えることを大切にしています。月50万円〜。

2026年9月1日時点、残り2枠。

👉 takehiro.yamaguchi@start-x.work

📚 各種媒体

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この本が良いと思ったら、同じように「勘頼みの意思決定」に課題を感じている方に、そっと転送していただけると嬉しいです。ご感想は、ぜひ各種SNSやこのメールへの返信で、お聞かせください。

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